矯正歯科
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矯正治療について
歯並びや噛み合わせの問題は、見た目が良くないということだけではなく、食べカスが歯の隙間に残りやすくなりますので、むし歯や歯周病の原因にもつながります。
また顎関節の働きは顔の骨格や神経と密接に結びついていますので、顔のシルエットや感覚に重要な影響を与えます。そのため噛み合わせが悪く顎関節がズレてくるといろいろな不具合が生じてきます。
しかし、残念ながら一般的にこういったデメリットが多いにも関わらず、歯並びの治療はむし歯治療ほどには理解が進んでいるとは言えません。
現在、歯科医療の世界では「80歳になっても20本、自分の歯を保ちましょう」という8020運動を推進しております。歯を失う大きな原因は歯周病です。そこで外見の美しさはもちろんですが、むし歯や歯周病の予防に役立てる意味でも、お子さんの将来のために矯正治療の相談をしてみてはいかがでしょうか?
審美性
歯並びでお顔の印象は大きく変わると、当院は信じています。
整った美しい歯並びは美しい笑顔を引き出し、相手に好印象を与えるポイントのひとつになると考えます。
咀嚼(そしゃく)機能
歯の何より大切な役目は物を食べる機能です。
前歯で食べ物を噛み切り、奥歯で噛み切られた食べ物をすりつぶして、食道を通じて飲み込みます。
咀嚼機能の低下は胃腸障害の原因にもなります。
発音
歯並びや歯の喪失は発音に大きな影響を与えます。
歯並びが悪い人や歯の喪失本数が多い人の発音は、とても聞き取りづらく、コミュニケーションに悪い影響を与えます。お口の周りの筋肉にも影響してきます。
むし歯や歯周病のリスク
むし歯も歯周病も細菌感染症です。
歯並びが悪いと、食事の後の汚れを取りづらく、細菌の巣である歯垢や歯石が残りやすく、むし歯や歯周病になりやすいと言えます。
顎関節症(がくかんせつしょう)
顎関節は耳の前あたりにある下顎の関節のことで、お口を開けたり閉じたりした時に動いている部分です。
そして、顎関節症は「顎の関節が痛い」、「顎を動かすと音がする」、「口が開かない、または開きづらい」といった症状が特徴です。
顎関節症の人の中には下顎が横にズレていて、顔がゆがんでいるケースも多く見られます。
矯正治療のメリット
物をしっかりと食べられます
噛み合わせが正しくなり、噛む力が強くなります。
また、歯全体で食べ物を噛むようになるので、健康的に食べることができます。
むし歯・歯周病にかかりにくくなります
歯並びが不揃いだと、歯磨きをしても磨き残しができやすく、むし歯や歯周病になりやすくなります。
歯並びを整えれば隅々まで歯磨きができ、むし歯・歯周病の予防に役立ちます。
コンプレックスの改善につながります
「歯並びが気になるから」と思わず笑うのをためらっていませんか?
口元にコンプレックスがあって笑えなかった人も、歯並びが整えば自然に笑えて、笑顔もいっそう輝くのではないでしょうか。
顎や輪郭を整えます
噛み合わせが悪いと、片方の歯だけで物を噛んでしまいます。
そうすることで、顎のバランスはさらに悪くなってしまいます。
矯正の流れ
カウンセリング
歯並びの状態、お悩みなどをうかがいます。
矯正治療の方法・期間・費用などについてご説明します。
検査・診断
歯・顎のレントゲン撮影、歯型の採取を行います。
検査結果から、再度治療方法などについてご説明します。
治療開始
矯正装置を装着して、治療を開始します。
通院
治療期間は、個人差がありますが2~4年です。
その間1ヶ月に一度通院していただき、矯正の進み具合の確認・装置の調整などを行います。
保定期間
矯正装置を外して、歯並びが元に戻るのを防ぐ装置(リテーナー)による治療を開始します。
治療終了
不正咬合の種類
歯並びや噛み合わせが悪いことを不正咬合と言います。
叢生
歯並びがでこぼこしている状態のことです。
「乱ぐい歯」「八重歯」とも言われています。
上顎前突
上顎の前歯が、通常よりも前に出すぎている状態のことです。
いわゆる「出っ歯」のことです。
下顎前突(反対咬合)
下顎の歯が、上顎の歯よりも前に出ている状態のことです。
いわゆる「受け口」のことです。
過蓋咬合
上の前歯が、下の前歯に深く被さっている状態のことです。
空隙歯列弓
歯と歯の間に隙間がある状態のことです。
いわゆる「すきっ歯」のことです。
開咬
歯を噛み合わせた時、前歯が噛み合わずに隙間ができる状態のことです。
子供の矯正治療
歯並びが悪いと
- 歯磨きで磨き残しができやすく、むし歯や歯周病になりやすい。
- 噛み合わせが整っていないため、食べ物が噛みにくくなる。
- 悪い歯並びがコンプレックスとなる可能性がある。
小児矯正のメリット(子供の頃から歯並びを整えるメリット)
- 永久歯が正しい位置に生えるように誘導する。
- 顎の成長を促すことで、抜歯の可能性を減らすことができる。
- むし歯を予防しやすくなる。
- コンプレックスの解消。
矯正治療を始める時期
- 矯正治療を始める時期には個人差がありますが、永久歯が生えそろう前に行うようおすすめしています。
- 子供の矯正治療は「第一期治療」と「第二期治療」に分かれています。
- 第一期:永久歯に生え替わるまでの治療です。骨格のバランスを整えたり顎の成長を促したりして、永久歯が正しく生える土台を作ります。
- 第二期:永久歯が生えそろってからブラケット(矯正装置)を歯に取り付けて、歯を動かします。
矯正治療中の注意事項
- 歯や矯正装置にくっつく食べ物は、なるべく食べないようにしましょう。
- 激しくぶつかるスポーツはお口の中を切ることがあるので注意しましょう。
- 矯正装置があるため歯磨きしにくくなりますが、時間をかけて丁寧に磨くようにしましょう。